新型コロナウィルスによる私の人生

 

今や世界中の人々が闘いながら生きている新型コロナウィルス。それについて今回は私の短い人生を伝えようと思う。

去年の2月初め、新型コロナウィルスにより学校及び部活動の自粛を余儀なく宣告され、当時高校二年生だった私は「野球」というものを奪われてしまった。とてもじゃないが考えられなかった。それでも家では毎日欠かさず自主練習をし、自粛と同時に自分を見つめ直す時期にもなった。どうしたらもっと上手くなれるのだろう。そう考える毎日だった。この期間は少なからず自分自身はレベルアップしていると確信していた。しかしある日、ニュースで5月、甲子園中止。私は考えられなかった。自粛期間によりチームで練習することができずに、それでも個人としてレベルアップして、チームとしてまた練習が再開できる時には自粛期間で頑張った自分を出せるようにしようと思っていた私にはとても辛く実感がわかなかった。なんのために高校野球を始めたのか、今までの人生はなんだったのか。私はその日からネガティブ思考になってしまい、練習に対するやる気をなくしてしまった。しかし私は大学でも野球を続ける予定があり、すぐに立ち直り練習を始めた。すると高校野球の県が独自大会を開くということになり確かに甲子園という道はなくなってしまったけれど最後にチームとして試合ができる。それはとても嬉しいことだった。自分自身の練習の奮起にもなったし、チームの指揮も上がった。独自大会自体は1回戦負けだったが、私は悔いはなかった。野球人生ここまでやってきた結果が1回戦負けであり、私は私のできることができたという実感もあり前を向いた。

現在は大学で野球を始めたところである。新型コロナウィルスによる自粛期間は決して無駄じゃなかったと思っているし高校野球野球で活躍できなかった自分自身はまだこれからだって思い続けている。みなさんも自分自身のできることを探し、休みがあるからこそ、自分のプラスになることを少しずつ、やっていければいいと思う。